アドバンスジャパン株式会社・人事部の田中 梨紗(たなか りさ)さん。
インタビュー時は、まだ入社から2ヶ月が経過した時期でした。 筆者との名刺交換の際に、「え、え? わ、私が本当に正直に話しても良いんですか?」と戸惑いながらも、
同僚の方から「もう全然、会社の愚痴でも何でも話していいですよw」などと言われて、「いえいえ愚痴とかないですよ〜」みたいなやり取りから、田中さんの人柄が出ていました。
学生時代にカフェや居酒屋でアルバイトを経験していく中で、接客業は楽しいと思い、就職活動の時に携帯電話の販売員の会社に内定。
それが通信業界への道に進むきっかけとなり、アドバンスジャパンに転職をする前に2社での勤務を経て、現在に至るまでの経緯を伺ってきました。
アドバンスジャパンに転職する前のお仕事は?
アルバイトの経験から販売員の仕事でも積極的にお客さんにお声掛けをしていた。
最初に就職をした会社は全国規模で、軽く研修が行われて配属先が決まり、そこでまた仕事を覚えていく感じだったそうで、
スマホの機種変更の案内、スマホの操作方法の説明、困っていることの解決方法など、働く店舗の店長さんによって、仕事のやり方や方針が違ったりしたそうです。
そこで配属された店舗に課せられていたのが、毎月250台を販売しなきゃいけないノルマ…
単純に1日8.4台は売らないといけなく、平日は来店してくるお客さんの数が少ないので、土日に集中して可能な限りの販売をすることが必須となっていて、
中には”今月だけで良いので、もう1台契約してもらえませんか?”などと、無理に近いお願いをし、なんとかノルマを達成することもあったそうです。
ノルマを達成した場合はボーナスとして反映されるので、やりがいもあったけど、その販売の仕方が徐々にストレスを溜めていくことになっていったが、
就職したからには、最低2年ぐらいは続けないといけないと思っていたら、同期の子が8ヶ月で退社することを知り、「あ! 早く辞めても良いんだ!」と思い、自身も1年半後に転職をする。
アドバンスジャパンに入社する前の会社が”昭和”過ぎた!
転職を決意したからには給与を上げたいと思い異業種に挑戦!
どうすれば給与をもっと上げられるのか? いろいろ模索した結果、営業の仕事が良いのではないかと考え、広告代理店の求人を見つけて転職をする。
だがしかし! 河村たかし! 金メダル噛んじゃダメ! 転職をした広告代理店がめちゃくちゃ昭和の社風で困惑してしまって1ヶ月で退社することになってしまう…
毎日100件以上のテレアポを目標として課せられていたそうですが、怒られるわ、怒鳴られるわで、一気にメンタルが崩壊!先輩たちに相談するも、みんな撃たれ慣れしてて分かち合えず消沈。
「さっきも電話かかってきたんですけど!」、「もう電話して来ないでって言ったでしょ!」、みんなが同じリスト表から無作為に電話をしていて、こうした事が日常だったそうです。
その中でも何件かはテレアポがうまくいき、先輩と一緒に顧客先を訪問して商談の打ち合わせに行ったりもしたそうですが、結果は不成立。
こうした事を繰り返していって、徐々に仕事を覚えていくのが、その会社の新人の通る道だったのかも知れませんが、向いている人と向いていない人が大きく左右されますよね。
テレアポに関するマニュアルはあったものの、分からない事を先輩に聞ける雰囲気は無く、定時での帰宅も無く、残業の毎日で本当に息苦しくて辛い記憶しか残っておらず、
この頃は、自分に向いている仕事ってなんだろう? でも、やりたい仕事も見つからない! と自問自答しながら、もう一度、携帯販売の仕事に戻ろうと思ったそうです。
アドバンスジャパンも含め3社に内定が決まっていたが!
3社とも携帯販売員としての勤務だったので内心は”疲れるなぁ”と思っていた。
それと、実はアドバンスジャパンには内定の辞退を申し入れていたけど、「もう一つだけご提案があるのでお話できないでしょうか?」と、提案されたのが人事部でのお仕事だった。
全く想像もしていなかった提案に驚きと、やったこともない不安もあったけど、話を聞いてるうちにめっちゃいいかもと切り替わっていき入社を決意したそうです。
今は週3日間は本社にて人事部での仕事を覚えつつも、週末2日間は携帯販売のイベントスタッフとして勤務をしているそうで、
田中さんは、「人事部なんて全くやったこともなかったのに、拾ってもらってありがたいなって思っています。」と嬉しそうに話してくれました。
人事部ということで、会社の宣伝や広告の撮影などもあるので、最初は顔出しするのはちょっと恥ずかしくて抵抗があったそうですが、先輩にグイグイ前に出ていく方がいるのでw
そういう前向きな姿勢に”やりたい仕事に就けるってこういう事なんだ、その為なら顔出しぐらい良いかも”そう思えるようになっていったのだそうです。
アドバンスジャパンでのお仕事の内容は?
現在は中途採用者との面談も担当している。
面談を担当するなんて急展開で、最初はまだ入ったばっかりなのに! とビックリしたそうですが、全てを1人で行うのではなく、
上司と二人一組で、主に田中さんがあらかじめ決められた質問をしながら、雑談も交えて楽しく話すことを心がけているそうです。
質問事項が決まってるとはいえ、メモを取りながら進めていくので、これがなかなか大変な作業で、次は何を聞こうか? と頭の中でグルグルする時もあるし、
少しづつ慣れてきてるけど、それでもたまに聞きそびれてしまうこともあって、そういう時は上司にフォローしてもらっているそうです。
また、一言に”面談”といっても、明るい方、落ち着いてる方、同世代の方、年上や年下、経験者と未経験者など人それぞれなので、相手に合わせて雰囲気を変えて対応しており、
特に未経験者の方には、業務内容などの説明が多くて大変ではあるんですが、自身も現場での勤務経験があるから、気持ち的にやりやすいそうです。
経験者の方で自分よりも知識があったりすると、ちゃんと喋らなきゃ! と思ってしまって、プレッシャーになってしまうこともあるそうですが、
人事部での仕事がどんどん楽しくなっているので、もっと仕事ができるようになって本社での勤務日数を増やしたいのが目標の一つだそうです。
アドバンスジャパンの田中さんのまとめ
入社して2ヶ月が経ってみてもう慣れましたか? と質問をしました。
「もうめちゃめちゃ合ってて毎日が楽しいです〜。 過去に就職した会社の中で、断トツで雰囲気が良くて、めっちゃ笑い声も耐えないし、息も吸いやすいですw」
息も吸いやすいとは? 前職が昭和の社風だっただけに堅苦しくて、真剣な先輩方には声も掛けにくい状態で、息苦しい感じだったそうです。
3社からの内定が決まっていて一度は辞退もしたのに、アドバンスジャパンに決めもう一つの理由が2回目の社長たちとの面談の雰囲気が良かったこと。
「なんだか話を聞いているうちに、この会社を応援しようって思いました。」 そう話す田中さんはその日一番の満面の笑みでした。
確かに社風って、中に入ってみないと分からない場合が多いし、求人広告上では好条件だったとしても社内は最悪だったりする場合もあるだろうし、
こればっかりは、運や縁といった神頼み的な話にもなってくるのだが、田中さんの持って生まれたポテンシャルからアドバンスジャパンを引き寄せたのではないかと思ってしまう。
完